SV編

| 未分類 |

「SV」と聞いても、若い方は「SUVの間違いじゃないの?」と思う方もいるかもしれません。これは「サイドバルブ」という4ストロークエンジンの一種で、この言葉に反応するのは一定の年齢以上の方かバイク好きかミリタリーに興味がある方でしょう。今ではほとんど姿を消していますが、欠点のゆえ、というより第二次大戦後のエンジンの発展は、サイドバルブ方式の欠点を克服しようとする方向性で発展してきました。ですから、欠点故に消えていったというより、発展の方向性を示した先駆者という存在です。
 現在のエンジンの方式である「OHV」(オーバーヘッドバルブ)に対して、サイドバルブは文字通り吸気・排気バルブがエンジンシリンダーの横に並んでいます。エンジンシリンダーの上部は平らなので「フラットヘッド」とも呼ばれます。その欠点のすべてはそのバルブの位置に起因することなので、根本的な解決法はありません。具体的にはバルブ位置から決まる燃焼室の形状により、以下のような問題が発生します。
異常燃焼が起きやすいので、圧縮比が一定値より上がりにくいので、回転数が上がらなくなります。
また、燃焼室の表面積が大きいため、熱損失が大きく、 吸排気の流れが悪い上に、点火プラグから燃焼室の端までの距離が長いので燃焼速度が遅くなります。
 しかし、部品が少なくて済むので整備が容易で頑丈だという利点もあるので、世界ではまだ使っている国もあるようです。